きっかけは小学生の歯科検診です。
「噛み合わせに問題がある」にチェックが入っていて、歯医者に行ってくださいとのことが書かれていました。
確か小学3年生頃に母と近所に新しく出来た一般の歯科医に行きました。
そこで、夜寝ている間のみ装着するマウスピース矯正を開始したのです。
目次
一般歯科医でのマウスピース矯正開始
小学3年生から始めたマウスピース矯正。
これを大学生になっても通いました。10年以上ですよ…
そんな人います?笑
処置費用が膨大なのでは!?と思われるかもしれませんが、
かかった費用は、マウスピースの値段約7万円のみで、
処置費用はずっっと無料でした。
マウスピースを破損したり、なくしたりすればもちろんお金がかかりますが。
私が約10年弱はめ続けたマウスピース矯正
マウスピースでどうやって治すの?
通いだした小学三年生の時は、そこまで顎が出ている印象は強くなかったです。
ちなみにマウスピース矯正を始める前の状態はこんな感じでした。(図1)
それをマウスピス矯正によって、このように歯を動かしていく方針でした。(図2)
要するに、前歯の傾斜だけを変えることで反対咬合を治す
ということだと思います。
後から知るのですが、マウスピース矯正で力技で前歯の傾き具合を変えていった私ですが、前歯の傾斜はちゃんと正しい角度が決まっています。
正しい角度でないと、歯に負担がかかりすぎてしまいます。
もちろん可能範囲内で歯の傾斜を変えて解消される場合も
なかにはあるようですが、
私の場合は可能範囲内の歯の傾斜を変える程度では、解消されないパターンでした。
骨格から変えないとだめだということです。
(この診断が顎変形症ということになるのですが、そのことに関しては別の機会にお話ししようかと思います。)
歯の傾きを変えていくことによって、下の歯が前に出てしまうという見た目だけは若干カモフラージュできていましたが、
肝心の噛み合わせと、歯の負担的にはよろしくない状態でした。
最終的にマウスピース矯正のおかげで歯の傾斜は限界あたりまで来ていました。
私の前歯は「もう傾けられないよ~(*_*)」と悲鳴を上げている状態です。(笑)
※きちんと矯正歯科で行うマウスピース矯正は、しっかりと歯の負担や噛み合わせも考えられたものなのかもしれません。あくまで私が通った一般の歯科医で行っていたのはこの方法だと認識していたという話です。
マウスピース矯正を批判しているものではありません。
ちなみにその歯科医の先生は健康な歯を抜くことはしないと言ってました。
(歯を抜くかどうかは先生の考え方次第でもありますが、歯列矯正において抜歯をした方が良い場合があります。)
私が装着していたマウスピースって実際どんなもの?
一般的なマウスピース矯正ではなく、私が装着していたマウスピースの話になります。
このマウスピース、インビザラインのようなものとは違って
目立ちますし装着するとと全く喋ることが出来ません。
修学旅行や、部活の合宿の就寝時にも装置しなければならないのが辛かったです。
みんなで夜中おしゃべりしますよね。
なので皆が寝た後にこっそり装着して、朝も1番に起きてこっそり外してました。
そういう時くらい外してもいいんじゃない?
と思われるかもしれませんが、
1晩装置しなかっただけで、翌朝に顎の関節が痛かったり頭痛がしたり、顎が出ているような感覚に襲われたりと悪影響があったのでなんとか頑張ってマウスピースを装置してました。
このまま通い続けるかどうかの悩みと決意
マウスピース矯正を始めて七年ほど経ち高校生になりました。
相変わらず歯の傾きを変えていく作業で、受け口の状態が良くなっている感覚は全くなかったです。笑
高校生になって、いつになったら治るんだろうとモチベーションもダダ下がりでした。
そのせいで歯医者に行くのも嫌になり、数ヶ月連絡をとらなかったりもしました。
数ヶ月期間をあけた後に歯医者に行っても、特に何か責められるわけでもなく、いつも通り処置が行われるのが余計ショックでした。
状態は何も変わっていないことと、これからも方針は変わらず同じ処置が永遠に行われていくことを突き付けられているかのようで。
処置を受けても何か変わるような気は全くないので、
大学生になってからはほとんど通わなくなりました。
けれどマウスピースは毎晩装着してました。笑
大学2年生の時に、今日こそはっきりさせよう!と思いしばらくぶりに歯医者に行きました。
半年以上は余裕で経っていたと思います。なのに
「久しぶりだね〜、装置はまだはめてるの?」
と言われ、いつも通りの処置をして帰されそうになって、さすがにイラッとしました。
「いつになったら終わるんですか?というか、終わりはあるんですか?マウスピースを装置し続けていれば治るんですか?」
と聞きました。
初めからそうやって聞くべきでしたよね。
「治ることはないね〜治すには顎の骨を切るしかないけど、骨を切るのは進めない。すごい大掛かりだし、結局後戻りするから」
「じゃあ今までの治療は何だったんですか?」
「今の状態を維持するための治療だよ」
と言われました。
分かってはいたけど怒りと悲しみが込み上げてきました。
治らないだと!?もう二度とここにはくるもんか!
と思い10年以上通った歯医者でしたが、あっけない終わりを迎えました。笑
ちなみに私の家族は虫歯の治療などには、こちらの歯医者に行っております。決して悪い歯医者ではないのです。
やっぱり矯正をするなら矯正歯科だなと痛感しましたね。
そうですよね。だっていくら人柄の良い一般の歯科医でも、矯正をする患者を見てきた人数は圧倒的に矯正歯科の先生の方が多いわけで、技術も知識も矯正歯科の先生が高いのは当たり前です。
それに矯正歯科には認定医や専門医と言った、
高い技術や知識が認められた先生がいらっしゃることが多いです。
矯正歯科を選ぶ際には専門医や認定医の先生がいらっしゃるかどうかも重要な視点になってきます。
こうして私の絶対に受け口を治してやる。と決意し、
自分に合った矯正歯科を探す旅が始まります。
8か所もの矯正歯科のカウンセリングに行ったことをまとめましたので、矯正歯科選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。↓↓↓
矯正歯科選びのため8件のカウンセリングに行った話 - ハルシロのコンプレックス克服日記~顎変形症~