私は術前矯正歯科が短い
サージェリーファースト的な手術をしたので、
その分術後矯正が大変だ
ということは聞いていました。
「術前矯正が長い」ということが
手術に踏み切れない理由の一つだ。
という方が多くいらっしゃいます。
そこで術前矯正を短く、手術を先に行う
サージェリーファーストを検討している方
または術前矯正を最短で終わらせたい!
と言う方の参考にさればと思います。
目次
メリット
まずはメリットから。
- 術前矯正の期間が短くて済む。
- 手術までに受け口を強調させずに済む。
- 治療終了までが短い可能性が高い。
これらが主なメリットになります。
デメリット
- 術後の噛み合わせの悪さ
- 執刀医、矯正歯科医の信頼がなければ非常に不安
- (保険がきかない?)
実際にサージェリーファースト的な治療を行った
私だからこそ、デメリットについて詳しく
お伝えできたらと思います。
術後の噛み合わせの悪さ
下の歯が前に来ていた状態から、
一瞬にして酷い出っ歯になる
という口内環境の変化についていけません…
術後の辛いことを書き出してみるとこんな感じ。
- 歯が噛み合わな過ぎて食べ物が噛めない
- 噛めな過ぎて食べられるものが少ない
- 大好きな麺類、特にラーメンが半年以上お預け
- 食べ物を噛まずに飲み込むので消化不良になり胃と肌が荒れる
改めてお伝えしますが、
術前矯正も精神的にとても辛いと思いますが、
サージェリーファーストにするとその分術後が大変です。
ちなみに術後の状態はこちら。
こんなんじゃ、何も噛めません。(笑)
執刀医、矯正歯科医の信頼がなければ非常に不安
サージェリーファーストでの治療をネットで調べると、
後戻りが起きやすい
失敗が多い
等、悪いイメージが多いように思います。
サージェリーファーストは失敗が多いと言われる理由
本来、顎変形症保健適応の治療の流れは
術前矯正によって
歯並びや、歯の傾斜を整えます。
ここでポイントなのは、
術前矯正で抜歯して整えたならば
その分受け口が酷くなります。
そして手術で切る顎の量も大きくなります。
抜歯ありの術前矯正の方が骨の移動量も大きく、
術後の変化も大きくなります。
そして術前矯正で歯並びが整ったら
後はきちんと噛み合うところまで
顎をカットすればほぼ完成。となります。
手術する前に、
何ミリカットするかが明確に分かりますよね。
ですが、サージェリーファーストでは
術前矯正をせずに手術をします。
何ミリカットするかによって、
術後に抜歯するか、非抜歯で矯正するか
変わってくるのです。
きちんと術前矯正を行ってから手術した方が
確実、安心なことが分かりますよね。
なので多くの矯正歯科で
サージェリーファーストよりも
きちんと術前矯正の過程を経たほうが
失敗は少ない、と説明されました。
もちろん、
手術を先に行っても心配いらない!
と言ってくださった矯正歯科もあり、
非常に安心できる
説明をしてくださった歯科医に
お願いしました。
失敗が多いとされるサージェリーファーストを、
信頼してお任せできる矯正歯科を探すのは
非常に大変でした…
矯正歯科選びのため8件のカウンセリングに行った話 - ハルシロのコンプレックス克服日記~顎変形症~
保険がきかない
一般的にサージェリーファーストは
保険適用外とされています。
私の場合は、完全なサージェリーファーストではなく
術前矯正を出来る限り、短くしてもらったという扱い
になるので保険適用で、治療をしていただきました。
サージェリーファーストで手術を行うことは
メリットも大きいですが
その分リスクやデメリットもあります。
執刀医や矯正歯科医に
カウンセリングでしっかりと不安を解消してから
決断することが失敗を減らす方法かと思います!